2009年3月21日土曜日

カナダおもしろ日記 ☆ 5 ☆ どんなクラスなの?

今日は2002年12月2日。脱サラをして一人気ままな時間を謳歌した日々は既に終わり、現在はバンクーバー語学学校のきままな学生だ。学校は多くの人々と出会いがあるのが嬉しい。朝食のテーブルでポールPaulが今日は学校まで船に行くよと話す。朝が弱そうな雰囲気が漂う細身の彼は静かな口調で行ってからお茶を入れて部屋へ入った。

今日からレベル2のクラスで初授業だ。なぜかしら、歳を取る度に緊張しやすい性格になっている気がする。誰かに会う度に、今までの自分はどう生きてきたか、どういう人達と付き合ってきたのか、そんなものを覗かれる気がするからかしら。だから若い時はぜんぜん緊張しなかった事が、歳をとるとやけに緊張する時があるのだヨ。でも今は緊張よりもワクワク。楽しみの方が多い。同じ家にステイしている皆は、夫々に個性があり、楽しいホームステイ生活を送れそうだ。異国では一人でいるよりも友達がいた方が安全だし楽しいに決まっている。まずはともあれ学校では友達を作らねば。それが違う国籍とは楽しそうじゃないか!10年以上も多国籍企業の環境で働いてきた私にとって、Diversityは自分に合っている気がする。なんでかな?日本の中で日本人でいるより、外国人の中で日本人のDNAをフル回転させて生きていると、より一層日本を意識するし、自分自身、日本人として何故かしっくりくるのだよネ。

Paulと一緒にバスでSea Bus 乗り場へ。そういえば数日前には一人できたここだけど、あの時は人がいなくて陰気臭かったんだなあ。それが今は通勤・通学の人達で溢れている。とは言っても東京に比べたら空いているだけど・・・。船の中では自分のマグカップでコーヒーを飲んでいる人、朝食を食べている人、自転車の整備をしている人、夫々の朝を迎えている。そう、健康志向でアウトドア派の多いバンクーバーでは自転車での移動は市民権があるほどに当たり前だ。自転車で船もバスも乗れる。人もすくないしね。
空気は乾いていてとても冷たい。常に水分をとっていないと肌はすぐにカサカサだ。私は水を飲みながら船に乗る。座れない事はないが、ほぼ満席になっている。東京のラッシュを経験している私にはまるで天国だわ。如何に東京人は朝からストレスが多いか!やはり朝はコーヒーを飲みながらゆったりと迎えたいわネ。船内アナウンスがテープで流れるが、最初何語かと思うほど言語がわからない。英語だったんだと気づくのは最後にThank you というからだ。

Paulは朝が本当に弱そうだ。あんなにおしゃべりな彼が朝はあまり話さないが笑顔は忘れない。それで良いのよPaulくん。朝からうるさい男はうざいものよ。

学校につき私はレベル2の部屋へ。Paulはレベル4の部屋へ。レベル2の部屋には私を入れて11人の生徒だ。空気が薄くなりそうなくらいに、狭い部屋に全員が座っている。全員の顔をくまなくチェックする。日本人は4人ね。韓国人は5人でメキシコが2かな?予想的中なるか。どんな先生がくるかドキドキだ。そしてやはり皆の英語のレベルが気になる。授業についていけるだろうか・・・。現役学生の中で私一人が30台後半とは・・・・。これは明らかなハンディなのだ。どうみても肌のつや顔のたるみからいって私は現役学生には見えないし。一人であれこれと考えて先生がくるのを待つのだ。